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深志神社のぼり新調 大澤逸山さんが揮毫

 松本市深志3の深志神社(遠藤久芳宮司)で明治32(1899)年から使われてきた南鳥居の祭礼のぼりが11日、新調された。書家で松本蟻ケ崎高校教諭の大澤逸山(本名・一仁)さん(61)=同市岡田松岡=が幅1メートル、縦10メートルのぼり2枚に、自然の神々をまつる大切さを意味する新たな文言を揮毫した。

 新調したのぼりは7月24、25日に行われる例大祭「天神祭」で境内3カ所に掲げる一つで、新しい文言は「周祠山川 幽通乾坤(周く山川を祠り、幽かに乾坤を通わす)」。
 社務所で揮毫が行われ、大澤さんは濃い墨を含ませた大きな筆を振るい、主宰する書道研究会「里仁會」の弟子ら6人の助けも得ながら、のぼりに篆書体で丁寧に書き入れた。「失敗が許されず緊張したが、100年残るよい字が書けたと思う。学問の神様を祭る深志神社で書かせてもらったのは光栄中の光栄」と笑顔を見せた。
 古いのぼりは何度も染め直されてきたが傷みがひどく、改元に伴い新調することにした。権禰宜の小林義幸さん(60)は「文言の意味や思いを氏子たちもかみしめていただければ」と願った。新しいのぼりは今年の天神祭でお披露目される。