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東京五輪事前キャンプ 松本にドミニカ空手が内定

 松本市は11日、来年夏の東京五輪に向けて招致活動を進めていた松本での「事前キャンプ」に、中南米・ドミニカ共和国の空手チームが内定したと発表した。今年8月25日~9月3日と、ドミニカ選手の五輪出場が来年決まった場合の計2回を予定しており、市総合体育館がトレーニングの主会場となる。チームの受け入れや交流事業のため、市や関係団体などで今月中に実行委員会をつくる。

 市によると、ドミニカの空手連盟から松本での事前キャンプや覚書の締結に同意する書状が6月に届いた。8月25日からの事前キャンプに選手5人とコーチ1人の計6人が訪れる予定で、26日に覚書の調印式を行う。
 市による空手競技の事前キャンプの招致活動は、松本体育協会からの要望を受けて平成29年に始まった。世界空手連盟を通じて17カ国に招待状を送ったところ、ドミニカ共和国を含む2カ国から関心が寄せられた。坪田明男副市長が駐日ドミニカ共和国大使館を昨年訪問して協力を依頼するなど、水面下での調整を進めてきた。
 事前キャンプの受け入れ条件として▽市は良好なトレーニング環境を提供する▽東京~松本間の移動にかかる経費、松本市内の宿泊費、滞在中の通訳や交流事業にかかる経費を市が負担する▽ドミニカ共和国の代表チームは練習を最低1回は公開し、松本市民との交流事業に参加する―などとなっている。
 8月25日からの事前キャンプは、東京で開かれる国際大会「WKFプレミアリーグ東京大会」に合わせて行われ、形・女子の部で五輪出場が有望視されている、世界ランキング10位以内のマリア・ディミトロバ選手が訪れる予定だ。実行委はこの大会に市民応援団の派遣も検討する。
 市によると、スポーツに取り組む小中学生のうち、武道の中では空手の競技人口が最も多い。市は「青少年が五輪に出場する一流選手と交流し、他国の文化に触れることで夢と希望を抱き、国際交流や国際平和に寄与できる」としている。

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