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駅に交流の場 安曇野の久我奈緒子さんが模型で提案

 安曇野市豊科で2級建築士事務所「らふ提案室」を経営する久我奈緒子さん(44)が設計した「豊科駅を含めた複合施設」の大型模型展が18~21日、豊科近代美術館で開かれる。子供たちが気軽に立ち寄れる場所をつくりたいと、ユニークな構想を盛り込んだ建物の模型で「気軽に来て、見て、触れて」と呼び掛けている。

 3年前に、京都造形芸術大学通信教育学部デザイン学科建築コースの卒業制作として作った。模型は縦140㌢、横120㌢ある。
 模型では、ホームから地下通路をくぐって地上の改札に出る現在の豊科駅の造りを生かしながら、地下通路を延長させた動線上に木工や安曇野の伝統産業・天蚕業を体験できるワークショップスタジオ、カフェ、ギャラリーなどが設けられている。施設は真ん中の葉っぱのような形の広場を囲む2階建ての構造で、至る所にベンチや休憩スペースがあり、はっきりとした仕切りがないのが特徴だ。
 学校帰りの子供たちが講座に参加したり、友達とゆっくり話をしたりと好きなように過ごせる空間を目指した。構想だと、ワークショップの講師は地域のクラフト作家や退職後の人たちに担ってもらい、世代間交流の場にもしたいという。
 久我さんは東京都小平市出身で、5年前に安曇野市に移住した。学校帰りに公園で話し込む中学生や高校生を見て、市内には子供たちが立ち寄れる場所が少ないと感じていたという。プラン名を「こどもが輝く安曇野プロジェクト」とし、行政をはじめさまざまな機関に提案してきた。久我さんは「未来をつくる子供たちのことを考えて計画した。大勢の人に見てほしい」と話している。
 他に、南豊科駅近くへの建設を想定したカフェの模型なども展示する。入場無料で午前9時~午後5時。問い合わせはらふ提案室(電話0263・75・8633)へ。

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