政治・経済

魅力的な松本へ信大と協力 プロジェクト 若者の意見を市政に反映も

 信州大学の学生と松本市職員が協力して、若者の目線を生かして魅力あるまちづくりに取り組む「松本をもっとよくしようプロジェクト『まつもっと』」が9日、信大松本キャンパス(松本市旭3)で始動した。7割以上が県外出身で住民登録する学生が少ない信大の現状を踏まえながら、松本の魅力をともに発掘・発信することで卒業後の定住も視野に松本暮らしの充実を図る。

 松本キャンパスで開かれた初会合には、有志の学生9人と信大教職支援センターの荒井英治郎准教授、市民課の職員2人が出席した。職員らは同課のワーキンググループで学生の住民登録支援を考える中、登録以前に楽しく生活し松本を気に入ってもらうことを重視するようになったと説明した。
 今後、月1回程度打ち合わせを重ね、市内の大学・高校に通う若者が暮らしやすくなる特典サービスや、掲示物などで学生と市民をつなぐような市役所市民課フロアの活用を主な柱として検討していく。特典サービスなどは市の政策に反映させることを目指す。
 川崎市出身の人文学部1年・佐藤翔斗さん(18)は「松本は都会すぎず田舎すぎずちょうどよく、皆親切で助けてもらっている」といい、「魅力を伝え松本を活気づけられれば」と意気込んでいた。
 学生の転入手続きを円滑に行えるよう5月に初めて信大に市民課出張窓口を設置したことがきっかけとなった。将来的には他大学の学生や高校生を交えていく構想もある。市民課の坂上浩美係長は「松本をもっと深く知り、楽しい4年間を過ごしてほしい。ずっと暮らしている私たちも知らなかったよさが見つかるかもしれない」と期待していた。

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