地域の話題

山形から海洋プラスチック減らそう 来月、住民が河川清掃

山形村で、海洋プラスチックごみの排出抑制を考える取り組みが行われる(「いちいの里」近くの三間沢川)

 河川を通じて海に流れ込むプラスチックごみを減らすすべを地域のみんなで考えようと、山形村は8月25日、村民に参加を呼び掛けて村内の河川で清掃活動を行う。ごみ拾いをしながら、地域の現状を確かめる。海洋プラスチックごみの問題を念頭に全村に呼び掛ける取り組みは初めてで、河川最上流部に位置する村として、できることを探る機運を高める。

 三間沢川と大池川、唐沢川、鳴音川の主要4河川で行う計画だ。人里や農地を流れる部分を網羅する形で、延長1.5キロ程度で区切るブロックを設定する。参加者をいくつかの班に分けて担当ブロックを割り振り、河川敷に降りたり、両岸を歩いたりしてごみを拾う。
 集落ではレジ袋やペットボトルが、農地ではマルチなどの農業資材が河川敷に落ちているのが目立つ。注意はしていても風に飛ばされるなどして、川に集まってしまっているのが現状だ。村内の主要河川は三間沢川に合流して村外に出る。各地で集まる川の流れに乗り、村内で排出されたプラスチックごみが日本海にまで行き着く恐れがある。
 河川の美化活動は公民館や村商工会、村議会などでの取り組みや、村内で春と秋にある一斉清掃などで行われることがある。今回の村の取り組みの背景には、海洋プラスチックごみをめぐる問題に焦点が当たる社会情勢や、県が排出減を呼び掛ける運動を始めたことがある。担当の村住民課は「河川の下流部に迷惑を掛けないようにしたい。最上流部にある村や村民が、何ができるかを考えるきっかけをつくる」としている。
 小学校高学年以上の村民に参加を呼び掛ける。近く、参加申込書を添えた募集要項を各戸に配る。問い合わせは村住民課(電話0263・98・3112)へ。

連載・特集

もっと見る