地域の話題

上松中の総合的な学習 学びの成果を地域に還元

 上松町の上松中学校(秋山昇校長、100人)が、総合的な学習の時間を活用した「ひのきの時間」で学んだ成果を地域に還元しようと、精力的に学習に取り組んでいる。地域住民を講師に招き、縦割りで地域のことを知る学習で、本年度は特に「地域とのつながり」を重点に置き、テーマごとに定めた目標に向かって理解を深めている。

 生徒たちは、郷土芸能や郷土の歴史、上松の植物など八つのテーマに分かれて学んでいる。「地域のために何かできることはないか」「町のことをもっと知ることができないか」と課題意識を持って決めた。
 「木工」をテーマに学ぶ15人は、講師の町地域おこし協力隊と一緒に、地域住民に使ってもらえる作品づくりを目標に取り組む。積み木や飾り「ガーランド」、積み木で遊ぶためのスペースをつくる仕切り板を、8月13日の「ひのきの里の夏まつり」で展示できるように製作中だ。
 5日、校内で作業が行われ、協力隊員の小林信彦さん(31)、高橋一真さん(37)、能城碧さん(20)から通常の技術・家庭科の授業では味わえない、職人の道具の使い方を教わって、積み木の面取りなどを行った。
 松岡来実さん(12)=1年=は「小さい子でもけがなく遊べるような作品をつくりたい」と話していた。小林さんは「自分が作ったものが人に使ってもらえたり、喜んでもらえたりすることを体験し、物づくりの楽しさを知ってもらえたら」と期待する。
 学習成果は、9月下旬の総合発表会でも発表する予定だ。