教育・子育て

鎌田中 地域の課題探る

 松本市の鎌田中学校(一志正人校長、477人)は本年度、全校生徒が居住地区ごとにグループをつくって地域に関わる活動に取り組んでいる。川の清掃や夏祭りへの参加、保育園児や高齢者との交流など内容は多岐にわたる。自分たちに何ができるかを考えて住民に提案し、要望や課題の解決策を手探りで見つけて実践している。

 総合的な学習として行い2年目で、このほど、23グループがそれぞれ活動した。両島1グループの1~3年生23人は両島川を訪れ、地元住民と一緒に川の中の草を抜く清掃作業をした。松本ホタル学会の藤山静雄代表=岡田町=と事務局の横山裕己さん=巾上=の指導で生態調査もした。
 両島町会の秋の運動会の種目を企画して当日参加する計画もあり、徳永衣織さん(14)=3年=は「お世話になっている地域のために少しでも協力したい」と張り切る。鎌倉八郎町会長(67)は「生徒たちが地域を巻き込んで企画立案、運営をしている。生き生きとしている」と感心していた。
 地域の了解を得るために模索するグループもある。「井川城中4」の生徒22人は、地元の夏祭りに参加するため、かき氷とポップコーンの販売コーナーの出展を企画した。町会役員らでつくる実行委員会に提案したが予算や安全面などの問題で許可されず、今度こそ快諾を得るために、試作を重ねて味付けや容器の大きさ、分量、価格、衛生面への配慮など事細かく検討している。近く実行委員会に再提案する予定で、かき氷担当の倉島永治君(15)=3年=は「新しいことに挑戦するには幾つも課題があることが分かった。みんなで実現させて地域のために夏祭りを盛り上げたい」と意気込んでいた。

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