政治・経済

参院選が公示 県区は事実上の一騎打ち

立候補者らの演説に耳を傾ける有権者(4日午後2時、松本駅お城口広場)

 安倍政権の評価などを問う「第25回参議院議員選挙」は4日、公示された。改選定数1の県区には、国民民主党現職・羽田雄一郎氏(51)=上田市=と政治団体新人・齋藤好明氏(69)=長野市、自民党新人・小松裕氏(57)=同、政治団体新人・古谷孝氏(43)=東京都=の4人が立候補を届け出て、17日間の選挙戦に入った。県区の改選定数が半減して"1人区"となり、これまで議席を分け合ってきた与野党が真っ向から対決する事実上の一騎打ちになりそうだ。令和の新時代を迎えて初めての国政選挙は21日に投開票される。

 羽田氏と小松氏はいずれも長野市内で第一声を上げた後、各地へ遊説に繰り出し、午後にはそれぞれ松本市に入った。両陣営とも選挙戦本番を迎えて公示日早々から党幹部を県内に送り込み、選挙戦は早くも熱を帯びた。
 県区は補選を除き平成10年から自民党と旧民主党が二つの議席を分け合ってきたが、改選定数が2から1に減った28年は当時の民進党新人が自民党現職を破った。今回は立憲民主、共産、社民各党の支持を受ける羽田氏が野党統一候補として臨み、公明の推薦を受ける小松氏が与党議席を死守すべく挑む。
 「労働の解放をめざす労働者党」の齋藤氏は長野市で第一声を上げ、労働者の格差是正などを訴えた。
 「NHKから国民を守る党」の古谷氏は、県庁で報道陣の取材に対し放送法の改正などを訴えた。
 今参院選では、安倍政権が進める経済施策・アベノミクスの評価に加え、憲法改正、老後に夫婦で2000万円の蓄えが必要と試算した金融審議会の報告書を巡る問題などについて、論戦が繰り広げられる見通しだ。