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大桑の制乗り合いタクシー 延べ利用者5328人に

 大桑村の予約制乗り合いタクシーの利用者が増加している。昨年度、タクシーを利用できるエリアを村内全域に拡大したところ、1年間の延べ利用者は5328人となり、前年の2・8倍となった。5月からは平日に加え、土曜の運行も開始した。村は、誰もが使いやすい身近な足としていっそうの定着を図りたい考えだ。

 乗り合いタクシーは平成24年度の路線バスのルート変更に伴い、最寄りのバス停が遠くなった人向けに導入された。利用できるのは一部地区に限られ、乗車区間も自宅から最寄りのバス停か駅までに限定されていた。
 村の高齢化が進み、高齢者の生活の足の確保が課題となる中、村は昨年度、乗り合いタクシーの運用を大幅に見直し、利用エリアを村内全域に拡大、行き先も、バス停・駅に限らず、医療機関やスーパーマーケットなど、どこにでも行けるようにした。
 現在はタクシー2台体制で運行する。午前7時台から午後5時台までで時間帯を区切り、同じ時間帯に予約をした人たちを各地で乗せ、それぞれの目的地に向かう。予約状況に応じてルートが変わるため、到着時間が前後するものの、これまで家族などに送迎を頼っていた高齢者からは「気兼ねなく利用できる」と好評だ。自宅前で乗り降りができ「買い物が便利になった」と歓迎する声もある。
 5月末の利用登録者数は951人。村住民係の田口美穂係長は「利用者をいかに取り込み、身近な公共交通にしていくかが課題」と話している。

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