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松本-神戸にFDAが新路線 発着枠調整し早ければ今秋にも

県営松本空港から出発するFDA機。神戸線の新設も検討されている(3日)

 県営松本空港に就航するフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が、神戸空港に新規就航する方向で検討していることが3日、関係者の話で分かった。現時点では調整中だが、松本―神戸線の開設も検討されており、早ければ10月以降の冬ダイヤから運航させたい考えだ。実現すれば、松本空港の新規路線は夏季限定の札幌・丘珠線が開設された昨年8月以来となる。

 県や松本市はこれまで、FDAに対し関西方面への定期便の運航を検討するよう求めていた。FDAは国内16空港へ定期便を運航している。神戸空港発着の定期便はないが、チャーター便で同空港を利用した実績はある。FDA広報は市民タイムスの取材に対し、松本―神戸線などについて「まだ何も決まっていない」とするが、関係者は「検討していることは確かだ」としている。
 神戸空港を設置する神戸市によると、関西国際、大阪国際(伊丹)、神戸の3空港の役割分担を協議する「関西3空港懇談会」が今年5月、神戸空港の発着回数の上限を現行の1日60回から80回に引き上げることで合意した。運用時間も午後10時までに制限されていたが11時まで延長する。
 兵庫県の井戸敏三知事は7月1日の定例記者会見で、合意後の動きに関し「地方空港同士を結ぶ路線だが、神戸空港に乗り入れたいという希望を持っている会社も出てきているので、もうすぐ具体的な動きとして出てくるのではないかと期待している」と答えた。
 FDAは地方都市同士を結ぶ航空会社で、平成22年6月に松本空港に就航し、札幌・新千歳と福岡線の運航を始め、27年には福岡線が複便化した。松本空港では日本航空グループのジェイエアも26年に大阪・伊丹線の季節運航を始めた。