地域の話題

文化財のわら馬虎屋へ 17日から六本木の企画展で展示

 農事始めの「お八日」(2月8日)に疫病神を追い出す松本市の伝統行事「コトヨウカ」(国選択無形民俗文化財)を東京都内で紹介するため、松本市入山辺厩所集落の住民らが作った「貧乏神のわら馬」が3日、展示を企画した東京都の老舗和菓子製造・販売業「虎屋」の社員に引き渡された。わら馬は今月17日から12月2日まで、東京・六本木の「とらや東京ミッドタウン店」で実施される企画展「祭りを巡る」で飾られる。
 虎屋の社員2人が大型ワゴン車で厩所集落の公民館を訪れ、住民ら8人が出迎えてわら馬を車内に運び入れた。原・厩所町会長の中野博充さん(70)は「無事引き渡せてよかった。いずれ見に伺いたい」と歓迎した。
 とらや東京ミッドタウン店ギャラリー担当の沼田志織さん(27)は「気持ちを込めて丁寧に作っていただいたのが分かり恐縮」と喜んだ。虎屋営業企画部宣伝課の橋本恒平課長(38)は「わら馬の展示を見た人におおらかで素朴な造形を感じてもらえれば」と話していた。