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間伐まき材を通年販売へ 塩尻市森林公社が情報発信も

通年販売が可能になった間伐材のまき材
 塩尻市森林公社は今月から、「山のお宝ステーション事業」で生まれたまきの通年販売に乗り出す。山林所有者らが切り出した間伐材を買い取ってまき材に加工し、希望者に売る事業だが、材の乾燥には数カ月~1年を要するため、まとまった量が確保できるまでは販売時期を限定したり販売を休止したりしていた。専用ホームページ(HP)も立ち上げ、取り扱い情報を常時発信していく。
 軽トラック単位の販売を原則とし、広葉樹、針葉樹のほか、加工段階で出た端材やたき付け用の割れ材も新たに売り出す。まき材の樹種、規格、価格や随時更新される在庫量は公社HPに設けた専用ページで確認できるようにした。以前は希望者がその都度電話で問い合わせる必要があったが、利便性が格段に向上した。  森林資源の地産地消をうたうステーション事業は適切な間伐を促し、材を有効活用することで森の好循環を目指す。市が平成26年度に始め29年度から森林公社が担うようになった。本年度は4~6月で107立方メートルの間伐材が運び込まれ、既に昨年度実績(202立方メートル)の5割に達するなど持ち込む人、持ち込まれる量ともに順調に増え続けている。  同市宗賀の公社敷地には、まきに最適とされる含水率20%以下の材が積み上げられる。担当者は「いいまきができた。資源が循環することで人と山との関わりがさらに深まれば」と期待している。