教育・子育て

山形小、寸劇で熱中症対策 保健委員会が全校に披露

劇を上演して熱中症予防を呼び掛ける保健委員

 山形村の山形小学校児童会の保健委員会が、これからの時期に心配される熱中症の予防を全校児童に呼び掛けている。3日は全校集会で、熱中症になる原因や背景、予防や対処の方法などの知識を織り込む3幕構成の劇を披露した。近く、校内に同じテーマのクイズを書いた紙も張り出す。毎年恒例の取り組みで、みんなに興味を持ってもらう。

 保健委員会の25人全員で準備や上演などをしている。劇は、梅雨の晴れ間のような高温多湿の場合に特に注意が必要なことや、睡眠中に失われた水分や塩分を補給する意味で朝食を取るのが重要なこと、友達が熱中症になった場合の対処方法などを伝えた。
 サッカーをしていて具合の悪い仲間が出るなど、身近な学校生活の場面を交えた。ネクタイを着けた「熱中症博士」が随所に登場し、プールなど水中でも熱中症になること、水は少しずつゆっくりと飲むといった知識を分かりやすく伝えた。
 6月下旬から、朝の始業前に劇の練習を重ねてきた。身ぶりを大きくしたり、せりふをゆっくり話したりするなど内容が伝わりやすいように工夫したといい、保健委員長の野口颯太君(12)=6年=は「熱中症は危険で、なってはいけない。予防の大切さが伝われば」と話した。
 クイズは20問ほどを用意し、「暑い時は半そで半ズボンに着がえた方がよいか」などの問題を書いた紙を中庭に面した廊下に張り出す。保健室の前に回答を張り出して、答えが合っているかどうかをみんなで確認できるようにする。
 劇やクイズの内容は、保健室にある本を見て先生に聞き、委員で相談して固めた。活動は、政府が7月を「熱中症予防強化月間」としていることに呼応した。保健委員会の顧問の中斎弥生・養護教諭は「同じ学校の子供の口から出た言葉は、印象に残ると思う。5年間の活動で、予防などの知識がだいぶ浸透してきた」と手応えを感じていた。

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