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山雅17位で後半戦へ 9得点リーグ最下位

 サッカーJ1松本山雅FCは、4年ぶり2度目となるJ1のリーグ前半戦を4勝4分け9敗の勝ち点16、J2自動降格圏の17位で折り返すことになった。J1初挑戦の平成27年は4勝3分け10敗、勝ち点15の15位で折り返した。その年は後半戦も思うように勝てず1年でのJ2降格となっただけに、同じ轍を踏まないためにも前半戦の反省を生かし後半戦で巻き返したい。

 山雅は開幕前に新たに14選手を獲得し、昨季から所属する選手を含めて35人体制で2度目のJ1に挑んだ。開幕からの2戦は1勝1分けと順調な滑り出しに見えたが、その後は2度の3連敗もあり、思うように勝ち点を積み上げられなかった。
 17位と低迷する大きな要因は攻撃力の低さといえる。22失点は18チーム中11番目と決して多くはないが、9得点はリーグワーストだ。失点の時間帯をみると前半は6失点だが後半に16失点と多い。攻撃の不発が守備のリズムを崩して失点を招いて敗れる試合が多いことが分かる。
 攻撃が思うようにいかないのは助っ人となるべき外国人選手の不振と、けが人の多さだろう。山雅はブラジルで実績のあるFWレアンドロペレイラを開幕前に獲得して攻撃の軸と考えたがけがで出遅れ、復帰後も思うような活躍を見せていない。J1昇格に貢献したMFセルジーニョもけがで実戦を離れた。J2で実績のあるMF町田やMF杉本の新加入2人もけがで離脱する期間があり、新戦力が攻撃を活性化できなかったのも響いた。J1の得点ランクをみると上位の多くに外国人選手が名を連ねており、得点力のある外国人ストライカーがいなかったのが痛かった。
 27年の後半戦は3勝4分け10敗、13得点、28失点の戦績で、年間16位となりJ2へ降格となった。その年はブラジル人FWオビナが31試合で6得点したが思うように勝ち星に結びつかなかった。その時の反省を生かすためにも得点力のある選手が必要だ。既存選手のレベルアップはもちろんだが、夏の補強で獲得も求められる。
 夏の移籍期間は19日に始まる。反町康治監督は「新しい血が必要」との認識だ。現場とフロントが一体となりチーム強化をどこまで進められるかが、J1生き残りへの鍵となりそうだ。