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御嶽山の平穏と盛況願う 王滝のスキー場で開山式

 御嶽山(3067㍍)の夏山シーズン到来を告げる開山式が1日、5合目にある王滝村のおんたけ2240スキー場で開かれた。木曽町側の黒沢口登山道の入山規制がこの日解除され、平成26年9月の噴火災害後初めて、山頂まで登れる夏山シーズンが幕を開けた。式に参加した関係者約150人は噴火災害犠牲者の冥福を祈りつつ、山のにぎわいと平穏を願った。

 木曽町と王滝村が連携して設けた観光団体・木曽おんたけ観光局が主催した。スキー場レストランで噴火災害犠牲者に1分間の黙とうをささげ、神事に臨んだ。
 観光局の松井淳一代表理事は、頂上への登山が可能となった今季の開幕を「(関係機関が)最大の安全確保に努め、きょうを迎えられた」と喜び「ようやく再スタートを切れる。令和元年が観光振興の元年となる」と本格的な観光復興を願った。
 御嶽山は、黒沢口登山道の二ノ池分岐―頂上・剣ケ峰間600㍍が10月16日まで入山可能となった。王滝村の王滝口登山道は8合目まで入山可能で、今後9合目まで入山時間の制限なく登れるようになる見込みだ。村は9月末には王滝頂上まで入山可能とする目標で、安全対策を進めている。
 木曽町の原久仁男町長は「シーズン初めから(町側の入山規制を)緩和できたことは感慨深い。早い段階で(王滝口登山道の)田の原からも頂上まで行けるようになれば」と願った。王滝村の瀬戸普村長は「今後も安全対策を第一に進める。御嶽山にかつてのにぎわいが戻ること、誰にとっても心安らぐお山となることを願う」と語った。