地域の話題

朝日の魅力を松大生が体感 自然や観光施設に注目

「かぜのわ」を見学する学生

 朝日村内で行われる観光事業で本年度、村と連携する松本大学の学生が6月30日、村内の観光施設を見学した。村観光協会が行っている「滞在型体験プログラム」の企画や運営に当たる計画で、村は村外の若者の発想が生み出す効果に期待し、学生も地域社会で実地の経験を積む。訪れた12人は、充実した村の施設や豊かな自然環境に注目していた。

 総合経営学部観光ホスピタリティ学科の1年生と2年生が村内で活動する。全員が村外在住で、県外出身者もいる。あさひプライムスキー場やコテージ、茶室がある武居城公園などを訪ね、村や施設を運営する指定管理者などの説明を受けた。
 村産材を多用して建てた村役場では、応接室の内装材がクリだという説明を受け「クリって(建材に)使えるんですか」と驚く学生がいた。来訪者の受け皿として6月に開所したばかりのゲストハウス・かぜのわや、築150年の民家を改修した併設の体験棟・りんね堂で行われていた滞在型体験プログラムを視察した。
 村の担当者は「学生が若い感性を発揮してくれれば」と話す。指導する向井健・専任講師は「大学から近い村の魅力を五感で受け止めて実感し、伝えられるようにしてほしい」と期待した。
 1年生の石田修也さん(18)は松本市出身だが、最近まで村の存在を意識することはなかった。村役場や自然環境の豊かさが印象的だといい「まずは友人を誘って村に来たい。若者同士で情報が広がると思う」と話した。1年生で栃木県小山市出身の坂井鈴佳さん(18)は村産の材料で村の施設ができていることに感銘を受け「古いものと新しいものが融合していて、魅力を感じる。情報発信の方法を考えたい」と考えを巡らせていた。