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堀金の住民有志 常念岳の麓にモミジ植樹

 常念岳の麓を紅葉の名所にしようと、安曇野市堀金地域の住民有志が活動を始めている。昨年12月に「ヤマモミジの会」を結成し、在来種のヤマモミジの苗木の植樹を6月30日に始めた。山麓線から三股登山口にかけて約6㌔区間にヤマモミジの並木をつくり、桜の名所・光城山に劣らぬ美しい景観を後世に残そうと構想を描いている。

 活動開始を記念する植樹祭が30日に山麓線「北海渡」交差点脇の県道の緑地帯で行われ、地元住民や宮澤宗弘市長ら約30人が出席した。県名勝に指定されている近くの山口家庭園にある在来種のヤマモミジの種から育てた苗木5本を皆で丁寧に植えた。
 当面は近くの国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区に50本、宿泊施設「ほりでーゆ~四季の郷」に20本を植えられるめどが付いた。所有者の承諾が得られた道路沿いや山林にも順次植樹し、秋には紅葉が連なる景観づくりを目指す。自宅の庭に植えたいという地元住民の要望があれば苗木を譲る考えだ。
 発起人で会の会長を務めるのは岩原で自動車修理業を営み、花の植栽活動もしている宮島千里さん(69)だ。堀金からの常念岳の眺めに愛着を抱き「色を添えればもっと引き立つのでは」とヤマモミジの植樹を考案し、賛同した約30人の仲間と会を結成した。「地元にあるヤマモミジの種を育てて地元に(苗木を)植えることの価値が一番大事。20年、30年、果ては100年かけて育てていきたい」と末永く活動を続ける決意を語っている。