地域の話題

奈良井宿彩るフラメンコ 和装で撮影し世界に発信へ

 「日本に恋した、フラメンコ」─。
 そんなしゃれた名称のプロジェクトが30日、塩尻市の奈良井宿で実施された。全国各地の名所で和装のフラメンコ愛好家らが踊り、映像にして世界に発信する企画の一環でフラメンコダンサーの永田健さん(45)=東京都=が主宰した。松本市などから18人が集まり、梅雨空の下の宿場を鮮やかに彩った。

 信州大学のフラメンコ部と、アカデミアマルガリータ入交恒子フラメンコ教室松本教室が参加した。
 色とりどりの和服を着込んだ参加者たちは雨の合間を縫って、宿場の随所でステップを踏んだ。スペインのセビリアに伝わる春祭りの舞踊「セビジャーナス」を軽やかに踊ると、手や足を止めて見入る商店主や観光客の姿も。家族旅行で訪れた米国の男性は「スペインと日本、異なる国の文化がミックスして素晴らしく美しい」と感嘆していた。
 プロジェクトは全都道府県で実施され奈良井宿が35県目になる。一連の内容は映像作品としてまとめられ、年内にも動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開される予定だ。永田さんは「フラメンコの良さと日本の魅力、両方を世界中の人に伝えられれば」と話している。