連載・特集

みすず野2019.7.17

 日本の人気温泉ベスト10はどこか。草津、別府、箱根、湯布院、鬼怒川、道後、熱海などが思い浮かぶが、入湯税収入ランキングを調べると一目瞭然。入湯税はその温泉に泊まったり、日帰り利用したりした際、1人1泊150円ほど納め、自治体収入になっているからだ◆2016年度のランキングは、神奈川県箱根町が6億8500万円でトップ。次いで熱海、札幌、日光、伊東、神戸、別府、高山の各市の順。残念ながら、県内は50位までにどこも入っていない。松本市は高山市に大きく水を開けられ、3分の1程度にとどまる。国宝の松本城、旧開智学校があって、外国人観光客が増えているのに、温泉宿泊の人気は上昇する気配がない◆安曇野市が本年度、入湯税の使途や納税免除者を、市議会からの指摘を受けて、わかりやすくするという。いいことである。入湯税は金額が安いこともあり、支払っているのに気なしでいる。住んでいる自治体が年間どのくらい収入を得、何に使っているか知らない人がほとんどだ◆入湯税に関心を寄せれば、増やそうと知恵を絞り、誘客事業に力が入る。温泉地の魅力は自然に高まるだろう。