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すんきの漬け汁をスティックゼリーに

 農産物加工などを手掛ける、おんたけ有機合同会社(木曽町開田高原末川)が、木曽の伝統食・すんきの漬け汁を活用したスティックゼリーを開発し、7月に郡内の道の駅などで販売を始める。すんきは、塩を使わずに赤カブの葉と茎を乳酸発酵させた食品で、漬け汁にも有用な菌や成分が豊富に含まれるが廃棄していた。「捨ててはもったいない」と活用策を模索し、食べやすいゼリーにした。

 1本10㌘入りのスティックゼリーに、すんきの漬け汁を8・6㌘使っており、汁特有のピンク色が残っている。風味は整えており無理なく口にできる。「すんきの乳酸菌スティックゼリー」の商品名で、30本入り3600円(税込み)と7本入り840円(同)の2種類を用意した。
 同社によると、すんきの漬け汁には1㍉㌘当たり数億個の乳酸菌が含まれる。県工業技術総合センターと連携して製品開発を進める中、同社製すんきには、抗ストレス作用などがあるとされるアミノ酸の一種GABA(ギャバ)を生成する菌が含まれることが分かり、ゼリーは発芽玄米の約2倍のギャバを含むという。
 合同会社の松井淳一代表社員は「木曽のすんきを1億円産業にするため、錠剤にしたり、パウダーにして菓子に混ぜたりといった展開も考えたい」と話している。問い合わせは同社(電話0264・42・1360)へ。