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松本・安曇野で大規模停電 信号消え夜の街混乱

警察が信号の復旧に努める傍らでタイミングを見計らって往来する車(27日午後8時10分ころ、北松本駅付近)

 27日午後7時半ころ、松本市から安曇野市にかけての広い範囲で停電が発生した。停電は最大計1万3110戸に及び、午後9時までに復旧した。中部電力は「原因を調査中」としている。

 発生エリアは、松本市街地を含む蟻ケ崎、島内、島立、大手、白板、新橋、中央、巾上、開智、城西、渚、宮渕、宮渕本村、安曇野市では豊科高家となっている。
 松本市島立の国道158号では、停電発生から20分後に松本警察署員が到着し、信号機が消えた交差点で手信号で交通整理を行った。交差点近くのコンビニエンスストアや焼き肉店では、停電による影響で冷蔵・冷凍設備や卓上こんろが使えなくなり、対応に追われていた。コンビニの男性店員(24)は「こんなに長く続く停電は珍しい。商品が心配なので早く復旧してほしい」と話していた。
 国道19号沿いの大型商業施設・なぎさライフサイトでは、店舗が軒並み停電した。喫茶店の従業員の男性(34)は「停電で冷凍庫内が解け始めないか心配」と気をもんだ。スポーツクラブで水泳をしていた女子高校生(16)は「急に電気が消え非常灯頼みになった。車で帰るが渋滞に巻き込まれそう」と心配した。北松本駅西側の白板宮本交差点では、松本署の署員が小型発電機で信号の復旧に取り組む傍ら、車がタイミングを見計らいながら交互に往来していた。
 松本市役所は停電の影響はなかったが、市民からの問い合わせが相次いだ。松本広域消防局によると、停電した地区に消防車を巡回させて注意喚起をした。この影響で屋内のエレベーターに閉じ込められている事案や、事故が起きたなどの通報はないという。

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