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朝日新庁舎、環境白書に掲載 地域資源活用の先進事例で

環境白書に掲載された朝日村役場新庁舎の記事

 朝日村役場新庁舎の建設事業が、今年の環境白書に取り上げられた。カラマツなど村産材をふんだんに使った考え方が注目され、「地域の自然資源を活用する取組」の事例として掲載された。地域の木材を公共施設の材料として積極的に活用する村の施策が、全国に発信される。

 「地域産材で造る庁舎で、人と資源の輪をつくる」という見出しが付いている。昨年5月に開庁した新庁舎について、地域産材活用だけでなく、県や県内企業が開発した建材の採用、地中熱など再生可能エネルギーの導入などを紹介する。
 元副知事で、環境省大臣官房環境計画課の中島恵理計画官は「地域の森林資源は重要。その積極的な活用の先進事例が村の取り組みだ」と話す。食料や水などの地域資源を活用して自立・分散型の社会をつくり、地域の特性に応じて支え合おうとの考え方で、今年の環境白書で示す「地域循環共生圏」の実例としても注目する。
 小林弘幸村長は「政府の重要な白書に取り上げられるのはありがたい」とみる。公共施設に地域のカラマツを積極活用してきた村の取り組みに触れ、「その集大成が新庁舎。今後も地域産活用を意識する」と話している。
 今年の環境白書は、政府刊行物センターや政府刊行物を取り扱う書店などで購入できるほか、環境省のウェブサイトにも内容が掲載されている。