政治・経済

新市庁舎の基本計画素案 松本市が9月に公表

 松本市は24日、令和7(2025)年度の使用開始を目標に丸の内の現在地で建て替える市役所新庁舎の建設に向け、概算規模や事業費などを盛り込む基本計画の素案を9月に公表する方針を、市議会市役所新庁舎建設特別委員会に示した。市議会や市民に早い段階で提示して議論のたたき台とし、寄せられた意見を参考に基本計画案をまとめ、来年3月の策定を目指す。

 基本計画には▽新庁舎のあり方・導入機能▽建設予定地の敷地条件▽概算規模▽配置計画▽階層計画▽構造▽概算事業費▽事業スケジュール│などが盛り込まれ、新庁舎の姿をイメージとしてつかむことができる。特別委員会の犬飼信雄委員長は「市民が知りたい中身が提示されるのが素案」と期待した。
 基本計画素案については、昨年策定した基本構想に基づき、市議会や市民懇話会、市民ワークショップなどの意見を参考に検討を進めているほか、具体的な項目ごとに庁内の作業チームで方向性を探っている。中でも、転入や転出など手続きの機会が多いサービスの部署を一つのフロアに集めることや、超省エネ建築物の導入を目指すといった方向性がまとまりつつある。
 一方、市議会や市民から意見として寄せられていた、本庁舎と東庁舎の間を通る市道を廃止して敷地を一体的に活用する提案に関しては、対象の市道が江戸時代から存在する道のため、歴史的な観点から廃止には難しい課題があることなども見えてきたという。
 市は基本計画素案を9月に示した後、市議会や市民に意見を聞く場を設け、11月に基本計画案を作る。政策課は素案段階での公表について「議論のたたき台として、考えてもらうための材料を提供する」としている。