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本山の熊出没、住宅地に集中 連続1週間、集落に捕獲用おり設置

本山に捕獲用のおりを設置する関係者

 塩尻市宗賀本山で熊が目撃され始めてから22日で一週間になる。一帯では21日までに十数件の目撃が相次ぎ、住民や関係機関が警戒を強めている。市と市猟友会は同日、複数回熊が出没している本山公民館近くに捕獲用のおりを設置した。宗賀小学校は本山区の全児童を対象としたバス通学を当面継続する。
 市や塩尻警察署に寄せられた情報によると本山公民館脇で最初に確認された16日以降、一帯で熊が目撃されなかった日はなく多くが住宅街近くに集中している。21日も午前5時半ころ110番通報があり、午後6時ころにも情報が寄せられた。子熊との声もあるが、近くではカモシカの死骸が引きずられた跡が見つかり、市猟友会は「子熊の仕業ではない。親子でいる可能性がある」とする。
 熊は国道19号下の連絡通路を通って山林と集落を行き来しているとみられ、猟友会によると10日ほどこの一帯に居座る可能性がある。関係機関がパトロールを強化し、爆竹で追い払うなどしているが、一帯の木の実などを目当てに戻ってきてしまうようだ。
 市や塩尻署は防災無線や安心メールで注意喚起しており、市森林課は「草木の茂った場所には立ち入らず単独行動にも注意して」と呼び掛けている。

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