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尿入りペットボトル散乱 塩尻市内の幹線道路 投げ捨てか

 国道19号をはじめとする塩尻市内の幹線道路で、トイレ代わりに使用したとみられるペットボトルの投げ捨てが相次いでいる。山あいを走る木曽路では以前から散見される光景だが、最近では市街地の路上でも目につき景観上や環境上の問題になっている。回収しても処理に苦痛を伴う代物で、道路管理者らが頭を悩ませている。

 なぜ、飲み切っていない飲料ボトルが捨てられているのか。
 そんな疑問を抱かせる中身の入ったペットボトルは、トイレ代わりに使用されたケースが多い。近年全国で相次ぐ悪質な不法投棄だ。一部の長距離ドライバーらが車内で用足しに使い、走行中に投げ捨てているとみられるという。
 市によると国道19号の木曽路では以前から類似のケースが相次ぎ、楢川地区の待避所に捨てられたボトルに関しては市や委託団体が定期的に回収している。ただし中身が入った状態では処分できないため、全て手作業で中身を空ける必要があり「日がたったものは発酵臭がきつい」と男性職員は漏らす。
 今年に入って以降は大門7区の19号跨線橋上でも投棄が相次ぐほか、市道のげんば大橋で見つかるケースもある。交通量の多い場所では回収も容易でなく、車道脇に長期間、ゴロゴロと転がっているものも少なくない。
 19号の高出交差点以南を管轄する国土交通省飯田国道事務所は定期的なパトロールによる投棄物の回収に加え、トラック協会などを通じた啓発を進めているが「対策が追いつかないのが現状」と嘆く。企業やドライバーにモラルある行動を求めつつ、投棄を許さないという地域社会の広がりを呼び掛けている。

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