地域の話題

高速バス新宿-木曽線 ツアー客増へ視察研修

 高速バスの新宿木曽福島線を使ったツアーを販売する首都圏の窓口担当者に、木曽の魅力を伝える視察研修を、木曽観光連盟が計画している。平成26年の御嶽山噴火以降、利用客が伸び悩む中、観光スポットや宿泊施設を直接見る機会を提供し、実感を持って窓口販売に力を入れてもらう狙いだ。

 新宿木曽福島線は、おんたけ交通と京王電鉄バスが共同運行し、木曽福島駅―バスタ新宿間で1日2便走っている。併せて、バス往復乗車券と宿泊代(1泊2食付き)、4時間分の観光タクシー料金などがセットになったツアー商品が販売されている。
 1人2万3900~2万6900円という値頃感もあり、ツアー客は10年前の平成21年には450人以上いたが、御嶽山噴火の年は130人に落ち込み、その後も減少が続いてきた。てこ入れを図ろうと昨年、首都圏にある京王系列の旅行会社の全営業所にツアーの販売窓口を拡大したところ、利用客が前年の1・5倍となる161人に回復し、復活の機運をさらに高める策を打つことにした。
 視察研修では、窓口担当者約20人を招き、1泊2日の日程で木曽地域の主な観光地とツアーの提携先宿泊施設を紹介する。詳細は今後詰めるが、9月中旬に実施する計画だ。総事業費は76万円で、県の地域発元気づくり支援金を受ける。
 新宿木曽福島線は便の少なさもあって噴火災害後、1台当たりの乗客が8~10人ほどにとどまる。同連盟は「乗客が増えれば便が増え、利便性が高まれば乗客が増えるはず」とし、視察研修が好循環を生むきっかけになることを期待する。