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「木曽平沢」アメダス廃止へ 木祖村に新設

市楢川支所に設置されているアメダス
 塩尻市楢川支所に設置している地域気象観測システム(アメダス)「木曽平沢」が、9月上旬にも廃止される。秋に予定される支所の移転に伴い、市などが移設先を探していたが、長野地方気象台が示す要件に合う適地が見つからなかった。気象台は木祖村の木祖中学校にアメダスを新設する。
 17日の市議会6月定例会の一般質問で、篠原敏宏氏(市民派連合)の質問に羽多野繁春総務部長が明らかにした。  気象台や市によると、「木曽平沢」は昭和52年に設置された。敷地と支所屋上に機器があり、気温、降水量、風向、風速、日照時間を観測している。支所移転に伴い施設が無人となり、将来的な施設の取り壊しも検討されることから、平成29年から市と気象台が移設先を協議してきた。  移設先は5キロ以内、標高差50メートル以内が適当とされ、市は奈良井~宗賀日出塩の市有地21カ所を候補地に挙げた。しかし「周辺に高さ10メートル以上の建物や樹木がない」「照明設備から十分な距離を取る」などの条件に合う場所がなかった。  長野地方気象台防災管理官グループは「現在の観測点に近い場所が良かったが、開けた場所でないと正常なデータを得られない」としている。羽多野部長は答弁で、市が木曽くらしの工芸館と楢川中学校で雨量を観測し、ホームページで公開していることを説明し「全くの(観測)空白地になることはない」として理解を求めた。 

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