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松本のICT拠点、開設準備着々

ICT拠点施設が開設されるビル

 松本市和田の一般財団法人松本ものづくり産業支援センター(理事長・坪田明男松本市副市長)が、大手3の大名町通り沿いに開設するICT(情報通信技術)拠点施設「サザンガク」の11月オープンに向け、着々と準備を進めている。内外装の改修工事が9月末に完了予定で、パンフレットも作った。企業や起業家が使うサテライトオフィスのうち、複数人数で利用する区画は募集を見合わせる人気となっている。

 市の全面的な支援を受けて開設される施設で▽サテライトオフィス▽多様な職種・年代の人が集まるコワーキングスペース▽子育て中の女性などが自由な時間で働くテレワークオフィス-の三つの機能を備える。ICTの活用による地域産業の振興や若者の起業、新しい働き方の推進などを目指している。
 場所は「NTT東日本大名町ビル」の1階約1000平方メートルを借りる。改修工事が5月に始まっており、外装は松本城の城下町になじむ黒色を基調としたデザインにする。
 企業がICTを使って離れた場所に設置するサテライトオフィスには、複数人数の利用を想定するオフィス区画と起業を支援する個人区画を計16区画設ける。オフィス区画には申し込みが多く寄せられたため、すでに募集を中止している。支援センターは「新しい分野や伸ばしたい分野など事業のスタートアップにふさわしい施設と期待している企業が多い」としている。
 支援センターは7月10日午後7時から大手4の喫茶山雅で、ICT拠点施設のオープン記念プレイベント「このマチらしいビジネスって何?~地域で生まれる事業とクリエイティブ~」を開く。
 松本や福岡、名古屋を舞台に創造的な事業を実践しているゲスト4人を招き、トークを通じて地方都市でビジネスを展開する魅力や課題などを探る。支援センターは「ICT拠点を知ってもらうと同時に、どういう人が集まって何をするのかをイメージする場になれば」としている。
 定員40人で参加費1000円となる。問い合わせは、松本ものづくり産業支援支援センター(電話0263・40・1000)へ。