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「はしご登はん」で全国へ闘志 木曽消防署の鈴村大成さん

 木曽広域消防本部木曽消防署の消防士・鈴村大成さん(20)が、8月に岡山市で開かれる全国消防救助技術大会の個人種目「はしご登はん」に、県代表として出場する。今月上旬の県大会で優勝し、全国大会への出場を決めた。同本部からの全国出場は初めてとなる。

 はしご登はんは、命綱のロープを体に結び付け、15メートルの垂直はしごを駆け登る競技で、安全確実性と所要時間を競う。
 鈴村さんは木曽町福島出身で平成29年4月に消防士になった。小学校2年生から野球に親しみ、脚力が自慢だ。
 県大会には県内9消防局・本部から17人が出場した。強い雨が降り、出場者のタイムが伸び悩む中、鈴村さんは確実なロープ結索と15秒5のタイムで優勝を果たした。
 同本部には2年前まで訓練設備がなく、同種目への出場は2回目だった。本部内にも競技経験者がいない中、鈴村さんは県内他の消防局・本部の映像やインターネット動画などを見て、研究を重ねたという。鈴村さんは「練習を考え、毎日取り組んだ。率直にうれしい」と喜ぶ。主任指導員・芝田博和さん(47)も「本人の頑張りが大きい」とたたえ「全国大会も平常心で臨んでほしい」と期待する。
 鈴村さんの自己ベストは13秒90。「雨だったとはいえ、県大会でのタイムは納得していない」と振り返り「全国では13秒台を出し、上位を目指したい」と意気込む。