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木祖の笹川に「テンカラ釣り」の優先区域

 木曽川源流の豊富な水資源を観光振興に生かす取り組みを進める木祖村が、村内を流れる木曽川支流の笹川に、昆虫などに似せて作った毛針のみで渓流魚を追う「テンカラ釣り」の優先区域を設定した。「テンカラの聖地・木曽」を前面に押し出し、釣り人を呼び込む狙いがある。6月1日から7月31日までの期間限定とし、6月23日には、テンカラ釣りの第一人者に学ぶ講座も企画した。

 テンカラという言葉を世間に広めたのは、渓流釣りの体験を基に随筆や小説を書いた作家・山本素石とされる。素石がテンカラ釣法を学んだのが、木曽福島(当時)の開業医で、日本初のテンカラ技術書を執筆した杉本英樹だったことが「聖地」とされる由来だ。
 優先区域は、「テンカラ大王」として知られる愛知工業大学教授・石垣尚男さんらが設定した。魚が集まりやすい淵が多く、川幅があり、樹木が生い茂っていないことから竿を振りやすく「初心者にお薦め」という。
 下河原橋から寺平橋までの850㍍を優先区域としたが、餌釣りやルアー釣りなど、他の釣り方を禁止していないため、村は「お互いが気持ちよく釣りができるように協力を」と呼び掛けている。
 講座は村公民館小木曽分館と笹川で開く。午前・午後の2部制で、毛針とテンカラ釣りについて石垣さんが指導する。参加希望者は氏名、住所、年齢、電話番号、性別、午前・午後の希望を記入し、ファクス(0264・36・3344)かEメール(kankou@kisomura.com)で14日までに申し込む。問い合わせは、やぶはら高原イベント実行委員会(電話0264・36・2766)へ。

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