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14町会結束令和を作品に 白板でパネル作り

 松本市白板地区で、全14町会の合作として「令和」を題材にした作品づくりが進められている。秋の「白板地区公民館・ひろば文化祭」に展示するため福祉ひろばが企画し、元号の典拠を基に1文字ずつパネルに表していく。文字を合わせて文章が完成するように、全14町会が力を合わせて地区を盛り上げようという願いを込め、町会ごとに開かれる出前ふれあい健康教室などに合わせて作業が始まっている。

 万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文にある「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から漢字14文字を抜粋した。直径1メートルの円形の段ボールに、小さく丸めた「お花紙」を敷き詰めて文字を立体的に浮かび上がらせる。1町会がそれぞれ1文字を担当し、「令」と「和」は赤で大きく1枚のパネルに1文字ずつ、他は青で半円に張り付けていく。
 「令」を担当する宮崎町町会では、出前ふれあい健康教室に合わせて10日に作業が始まり、14人が参加した。文字の部分から取りかかり、「形になってくるとうれしいね」などと言いながら和気あいあいと作業した。地の部分も緑色の紙を同様に張っていくため手間がかかり、9月いっぱいの完成をめどに進めていくという。青柳日吉町会長(75)は「気心の知れた仲間でチームワークよくできる。令にあやかり縁起のいい年にしたい」と話していた。
 合同作品は、日頃ひろば事業に関わっていない人たちにも参加してもらい、制作のために顔を合わせる機会を増やすことなどを目的に近年取り組んでいる。ひろばの担当者は「皆さんが心を一つに、和をもって過ごしてほしいと『令和』の文字を選んだ。新時代も幸せであってほしい」と願っていた。