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塩尻市が6カ所目の工業団地造成へ 「業務代行」方式で事業期間短縮

新工業団地の造成予定地
 塩尻市広丘野村の角前工業団地の南に、市内6カ所目となる新たな工業団地「野村桔梗ケ原」の造成が計画されている。12・7ヘクタールを造成し、都市計画道路の広丘東通線も整備する。当初は令和7年度の造成完了を予定していたが、土地区画整理事業の組合業務を民間の開発業者が「パートナー」として取り組む「業務代行」方式を採用することで、事業を2年程度短縮して5年度中の造成完了を目指す。
 対象エリアは九里巾の段丘南側の農地で、長野道塩尻北インターまで約4キロの位置になる。2年度末までに市街化区域に編入し、地権者でつくる組合を市の支援で設立、事業を進める計画だ。造成着手は当初、4年度の夏ころを見込んでいたが、業務代行方式の導入で3年度秋ころに着工し、入居(建築)を順次始める。  市都市計画課によると、工事発注や地権者との交渉などで民間業者が関わる業務代行方式は県内で数例しかなく、松本市惣社土地区画整理組合がこの方式で事業を進めている。従来は組合が設立されないと、換地設計や実施設計など事業にかかる費用の借り入れができなかったが、業者の資金力を生かせる業務代行は事業を前倒しできるメリットがある。  広丘東通線は市が本年度、国の社会資本整備総合交付金を受けて、角前工業団地内の東通線と接続する段丘部分の約100メートルで測量設計を進める。  対象エリアの地権者は68人で、組合の準備会の三村一夫委員長=広丘野村=は「地権者の高齢化も進んでおり、スピードを上げて取り組みたい」と話している。

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