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坂井体育館の利用好調 昨年同期比5.4倍に

坂井体育館で練習に励むバドミントンの選手たち(8日)

 バドミントン専用として昨年度改修された、筑北村の坂井体育館の利用が好調だ。村教育委員会などによると、4、5月の利用者数は延べ約700人に達し、昨年同期比で5.4倍になる。村外者の利用も多く、令和9(2027)年に県内で開催される国民体育大会への出場を目指す小学生の強化合宿なども今後予定されている。村などの関係者は、県内唯一のバドミントン専用施設をアピールし、さらなる利用増につなげたい考えだ。

 施設の使用目的を特化させることで利用低迷の打開を狙った改修だった。バドミントンのコート6面が取れるように床面のラインを引き直し、専用のコートマットを敷くなどして、公式試合と同等の環境でプレーできるように整備した。
 改修を済ませて4月から本格的に利用を受け入れた。今のところ、土日曜と祝日の利用が多く、県内各地から練習に訪れている。平日は日本ウェルネス筑北高校バドミントン部の生徒や、筑北スポーツクラブが主催する教室が使っている。
 8日には安曇野市や松川村などの約30人が練習に汗を流し、下伊那郡高森町から参加した代田楓子さん(14)=中学校3年=は「初めて来たが専用マットのおかげで足が滑らず快適にプレーできる」とほほ笑んだ。
 同じ坂井地区内にあって、赤字経営が続いていたために本年度から合宿専用に特化した草湯温泉冠着荘の宿泊者数も徐々に増えている。4月は65人、5月は304人が宿泊し、村観光課の玉井光一課長は「8月までに1700人の利用が見込まれている。体育館の利用促進と合宿誘致の両輪で進めたい」と話す。
 村は、開会中の村議会6月定例会に、体育館の名称を「筑北村バドミントン体育館」に変更する条例案も提出している。利用者に分かりやすくするためだ。7月と9月には村、村教委主催の大会も計画しており、宮下敏彦教育長は「県内随一の施設だということをPRし、県内外の利用を増やしていきたい」と話していた。