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甲冑姿で武者気分満喫 松本市立博物館で着付け体験

 松本市立博物館で8日、市民が趣味で制作した甲冑を無料で着用できる企画「甲冑着付け体験」があった。初めてのイベントで、来館者は自分の「武者姿」を楽しみ、実際に使われていた時代に思いをはせた。
 第5代松本藩主の戸田康長公が着用した、市重要文化財の甲冑をモデルにした作品など子供用を含む4点を用意した。強化プラスチック製で軽く丈夫だ。
 島内公民館の赤廣三郎館長が手作りし、甲冑用のひもや布を使って本格的な質感を出した。博物館を拠点に活動する「市民学芸員」の10人と職員が着付けに協力した。
 着用した人は博物館前で国宝松本城を背景に記念撮影を楽しんだ。外国人観光客も参加し、台湾から両親と訪れたウー・ペイ・ホアンさん(26)は「日本文化に興味があった。とってもクール」と喜んだ。島内小学校2年生の川舩一起君(7)は「昔の武士になった気分。これで戦うのは大変かも」と想像を巡らせた。
 令和5年度に開館予定の基幹博物館は「体験」を重視することになっていて、機運を高めることも狙い体験会を企画した。学芸員の千賀康孝さん(36)は「展示してある本物をじっくりと見てもらえる効果もある。ぜひまたやりたい」と話していた。

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