教育・子育て

東筑北部3村が中学校の部活動で連携

聖南中の櫻井校長から大会出場への激励を受ける筑北中と聖南中の生徒たち(バスケットボール部)

 東筑摩郡北部の聖南(筑北村)、組合立筑北(麻績村)、生坂(生坂村)の3中学校で合同での部活動を進めている。生徒数の減少が年々続く各校で単独での部活動運営が難しくなりつつある中、部によっては自校の生徒の指導を他校に委ねたり、複数校の生徒が一緒に練習したりする方法を取り入れて、生徒の希望にできる限り応じようとさまざまに試みている。

 聖南中男子バスケットボール部は、バスケットボール部のない筑北中の生徒4人を受け入れて委任指導を行っている。県内初の事例で、8日の東筑摩塩尻中学校体育大会への出場も認められた。
 大会前日の7日に壮行会と練習が行われ、両校の生徒計19人は声を掛け合い、体を動かしていた。聖南中主将の石田拓也君(15)=3年=は「人数が増えて盛り上がり、とても楽しい」と声を弾ませ、筑北中の池田翔竜君(15)=同=は「今までずっとやりたいと思ってきた。部活に入れたことがうれしく、大会出場は夢のよう」と喜んだ。
 吹奏楽部では、聖南中が生坂中に合同部活を投げかけて実現した。お互いの学校を毎月数回行き来し、計19人が合同で練習している。髙野映麻さん(14)=聖南中3年=は「人数が増えて迫力ある演奏ができるようになった」と話す。
 合同部活動の動きは昨年度もあった。野球部は筑北中と聖南中が合同チームを組み、本年度も継続している。
 聖南中の櫻井清志校長は「中学校生活の花である部活動が続けられるよう、必要に迫られた時の救済措置として(合同部活などが)活用できれば」と見据える。
 筑北村の宮下敏彦教育長は「(東筑北部3村は)地理的にも近いので(合同部活などの)制度を活用したあり方は推進したい」と話す。生坂村の樋口雄一教育長は「生徒たちの交流はプラスになる。柔軟な対応ができれば」と語り、麻績村の飯森力教育長は「生徒たちの希望に寄り添うためにも、保護者に理解を求めたい」と話していた。