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明科の「あやめまつり」転換期

 安曇野市明科地域の観光イベントで、梅雨時のあやめ、龍門渕両公園を3万~4万本のハナショウブが彩ってきた「あやめまつり」(実行委員会主催)が35回目の今年、一から新たなスタートを切る。植栽から約40年たつ株の衰えなどで花が咲かなくなり、今年から地元住民らが土の入れ替えや花の植え直しを進めていて、向こう数年は開花が見込めないためだ。花で人を呼ぶ催しでは当面なくなるが、地元ではかつての花の眺めの復活を願い、地域が一体となれるまつりを途切れさせたくないと、住民や企業、学校が一丸となって準備に励んでいる。

 今年のまつりは、名称も「信州安曇野あやめまつり」から「安曇野明科あやめまつり」に改め、15~23日に両公園で開かれる。住民有志が園内の休憩所に毎日常駐し、来場者にお茶とたけのこ汁を振る舞う。おやきや地元産野菜の販売もする。 花の植え替えは、ハナショウブの管理を担ってきた市民団体「あやめ保存会」が中心となり今年3月に始めた。岩垂直次会長は「この先10年20年とまつりを続けるために植え替えを決めた。再び花開く日を目指して、地域で頑張りたい」と話す。
 まつりを前に住民や明科高校の生徒ら約150人がこのほど、公園の草取りや遊歩道の清掃をした。同校3年生で生徒会長の矢嶋優樹君(17)は「地域の方と交流できる大切なまつり。当日も吹奏楽部が演奏で盛り上げます」と力を込めた。
 実行委の平林千代委員長は「明科町時代から世代を超えて親しまれてきたまつり。今年も多くの人に楽しんでほしいし、応援していただけたらうれしい」と呼び掛ける。
 22日にニジマスのつかみ捕りと芸能発表会、安曇野太鼓まつりがある。メインイベントの23日にはキッズダンスやよさこい、けん玉のパフォーマンス、吹奏楽の演奏、餅投げ、大ビンゴ大会のほか、サッカーJ1松本山雅のホームタウン担当・片山真人さんを招いたトークショーも企画している。
 問い合わせは実行委事務局の市明科支所(電話0263・62・3001)へ。

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