政治・経済

空き家整備補助 利用好調 塩尻市の制度 6割増の46件

 塩尻市が空き家の家財処分や改修、解体費用を補助する、移住・定住促進居住環境整備事業補助金の平成30年度の利用件数は46件となり、前年度に比べ約6割増えた。空き家バンクの新規登録件数は29件で、成約は23件となっており、制度を始めた28年度以降、登録件数、成約件数共に毎年二桁で推移している。

 空き家のごみや家財処分などの整備費用の2分の1(上限10万円)、改修や解体費用の2分の1(上限50万円)を補助する制度で、市街化調整区域を含む全市が対象になっている。30年度の利用実績は、整備が17件、改修が13件でいずれも前年度より5件増え、解体は16件で7件増えた。整備や改修の補助を受けるためには空き家バンクへの登録が必要になる。
 宗賀洗馬の県道沿いにあり、朽ち果てて危険な特定空き家に指定されていた物件も、同制度を利用して更地にされた。県道は通学路にもなっていて、建物が倒壊する恐れがあり、長年の懸案になっていた。
 空き家バンクの登録制度は24年度に始まったが、27年度まではほとんど登録されない状況が続いていた。補助制度が導入された28年度は新規登録14件、成約13件と増え、29年度は9月から市街化調整区域の物件も対象になり、新規登録26件、成約24件と大幅に増加した。
 市内では空き家が増え続けており、市建築住宅課は空き家の解消を図るため、補助制度の積極的な活用を呼び掛けている。