地域の話題

豊科の真々部新聞5年 先月30号

 安曇野市豊科高家の真々部区が隔月で発行している「真々部新聞」が、先月30日の30号で丸5年となった。宅地造成に伴って新住民が増えたこともあり、どんな区なのか端的に伝わるものがほしいと取り組み始めた。発刊当初から携わっている人も含めて6人の編集委員が区内を飛び回って取材しており、地域密着でタイムリーな内容が区民に好評だ。

 A4判フルカラーで8~10㌻の新聞を毎回約650部作る。編集委員は仕事を持っている人もいるため、月1、2回の夜の編集会議以外は電子メールで連絡を取り合い、紙面構成を決める。取材から編集、印刷、各戸への配布まですべて自分たちで行っており、公民館行事や区の行事、小中学校など取材担当も決まっている。
 写真が得意な中西幸照さん(65)は出掛ける時は必ずカメラを持参して、興味深い人やものがあると、その回の取材予定になくても写真を押さえることにしている。そのおかげで、昨年7月の豊科地域の夏祭り・あづみ野祭りが雨の影響で急きょ中止になった時には、以前に取材してあったボランティアの特集と差し替えることができた。中西さんは「締め切り前は徹夜することもあって大変だけど、取材を通していろんな人の力で区が成り立っていることが感じられて楽しい。使命感を感じている」とやりがいを話す。行事を取材する時は、読んだ人が次は参加したいと思えるような内容にしようと心掛けているという。
 パソコンが得意は宇留賀弘さん(65)は最新号でサークル紹介ページを担当した。団体ごとに4色の枠で囲って見やすくし、それぞれの特徴を柔らかい文章で表現した。評判は上々で「『毎回楽しみにしている』と声を掛けられるのがうれしい」と笑顔を見せる。
 5周年を祝ってこのほど、歴代編集委員14人が公民館に集い歓談した。新聞発刊当時の区長・田村浩さん(77)は「新聞作りを通して、区を担う人材育成が進んでいる。この4月から新たに50代の若手が入り、ますます活気づいている」と喜ぶ。これからも区民をつなぐ重要なツールとして盛り上げていきたい考えだ。