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紫外線予防を男性にPR 松本市が山雅戦アンケートを基に推進へ

 松本市は3日、スポーツ観戦時の紫外線対策について、今春にサンプロアルウィンの来場者を対象に行った実態調査結果を公表した。女性より男性の意識が低く、年齢が下がるほど意識が低い傾向が見られ、全体的には紫外線の知識が多いほど対策を講じていた。市は、健康への影響の正しい知識や対策の重要性を、男性や若年層向けに周知する取り組みが今後必要だと考えている。

 調査は11の質問項目を設けたアンケート形式で、3月31日のサッカーJ1松本山雅FCのホーム川崎フロンターレ戦で行った。観戦者のうち497人(男性191人、女性305人、不明1人)から回答を得た。
 日照時間が長く標高も高い松本地域が、全国的にも紫外線の強い地域だと知っていた人は全体の66%で、男性は55%、女性は72%だった。多くの女性は化粧とともに日焼け止めを塗るなどの対策を日常的にしているとみられる。サポーター別では、「山雅」の71%に対し「川崎」は14%にとどまった。
 紫外線対策を行っていたのは73%で、うち女性は92%だった一方、男性は42%にとどまった。年代別に見ると、20代が7割、50代が8割以上と年齢が上がるごとに対策する人が増えた。
 紫外線が強い地域と認識していた場合で対策をしていた人は80%で、していなかった場合は59%だった。「皮膚がん」など7項目を挙げた健康被害のうち、認知項目の数が多い人ほど対策をしている傾向が見られた。
 「健康寿命延伸都市・松本」を掲げる市は、菅谷昭市長の呼び掛けで「スポーツ観戦時は紫外線予防を!」のキャンペーンを展開している。昨年10月~今年5月に、大手ヘルスケア企業・花王の協力で日焼け止めクリームの試供品計3万6000個余りを山雅の試合観戦者に配って啓発に努めている。調査結果から、市秘書課は「小中学生や保護者を含めて若い世代に伝えるためにも、市教育委員会とも相談して考えていきたい」としている。

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