教育・子育て

高校再編 安曇野市が再検討要望

 安曇野市は3日、県教育委員会が進める第2期高校再編について、「すでに示された『地域協議会』方式やスケジュールで進めることは困難だ」との見方を示した。旧12通学区ごとに具体的な高校の配置を意見、提案する「地域協議会」を9月までに設置するよう地元の自治体に働き掛けていることについて「県教委が責任と主体性を持って進めるべきだ」と批判している。

 市役所で開かれた宮澤宗弘市長ら市幹部と地元県議会議員との懇談会で、市側が県側への要望事項として高校再編を初めて挙げた。
 市側は、地域協議会設置に対し県教委の具体的な取り組みが見えず、県は協議会員の費用弁償などの財政措置も講じていないとし「議論を地域に丸投げしているかのようで強い違和感を覚える」と批判。「意見や提言が将来的にどう担保されるかも不透明だ」と不信感をあらわにした。
 宮澤市長は懇談の中で「あまりにも市町村に責任を押し付け過ぎて、県教委に自ら汗をかく姿勢が欠けている」と語気を強め、県教委が住民説明や意見聴取を行うべきだとの見方を示した。
 安曇野市を含む松本や塩尻など中信3市5村が区域の旧第11通学区では地域協議会設置の見通しは立っていない。ただ、3市5村の教育長の間では高校の将来像に関する協議会設置の必要性について意見交換が行われている。今月下旬に開かれる松本広域連合の正副連合長会議でも、県の担当課から高校再編計画の説明を受け、市村長の間で協議が行われるとみられる。

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