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ウェストンの功績たたえる

 日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861~1940年)の功績をたたえる「第73回ウェストン祭」が2日、松本市安曇の山岳景勝地・上高地にあるウェストン広場で開かれた。日本山岳会の会員や登山者、観光客ら約250人が集い、広場にあるウェストン碑に献花して、今季の登山シーズンの安全を願った。

 碑の前では、総勢約300人による前日の徳本峠越え記念山行に参加した安曇小学校4~6年生の10人が、ウェストンをたたえる歌と「翼をください」を合唱し、リコーダーで「エーデルワイス」も奏でた。詩の朗読や安全登山講演もあった。
 日本山岳会の米倉逸生・信濃支部長=松本市蟻ケ崎1=は「先人たちが愛した素晴らしい自然を後世に伝えるとともに、悲しい事故が起こらないようにお祈りしたい」とあいさつし、小林政志会長は「日本山岳会設立のきっかけを作った人物でもあるウェストンの足跡に思いをはせたい」と述べた。夫の重治さん(73)と一緒に埼玉県川越市から参加した主婦・葛貫清子さん(66)は「久しぶりの上高地。この催しの雰囲気が好き」と笑顔で話していた。