連載・特集

2019.6.2みすず野

 桜がモチーフのトーチを手に、ランナーが風を切る。来年4月に県内である東京五輪聖火リレーのルート概要が発表された。地元では松本や安曇野、南木曽で聖火をつなぐ。国宝天守を桜が彩り始めている頃か◆平成10年の長野冬季五輪では県内の市町村を漏れなく回った。小紙も連日「聖火がやってきた!」と沿道の様子を伝え、事前にコースや走者の氏名も載せている。出発式にてるてる坊主を飾ったり、中学校で壮行会を開いたり。松本市内の第1区を走ったのは日本ハムファイターズの上田佳範さんだった◆古代オリンピック発祥の地・ギリシャで太陽光から採った火が東日本大震災の被災地に入り、121日間かけて全国を巡る。五輪閉幕後に東京パラリンピックの聖火リレーが競技開催地であり、都道府県の代表が一つの炎にまとめる集火式も行われるという。こちらも世界へ爽やかな風を吹かせてほしい◆永田町に吹く解散風が言われる。「風は気まぐれ」と安倍晋三首相がうそぶけば、菅義偉官房長官は「無風」と平衡を取る。お墓に居ないのは「千の風」で、甲子園球場では四番・大山が「浜風」に乗せてアーチを架ける。

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