連載・特集

2019.6.12みすず野

 ジューンブライド。ローマ神話に基づき、6月に結婚する女性は幸せになると伝えられる。ヨーロッパは6月は気候が安定し、農作業も一段落するため、この月に結婚式を挙げる家が多かったから、とも言われる◆日本では昭和42年(1967)年、ホテル・ブライダル業界が売り上げ向上を狙いに打ち出し、浸透していったが、梅雨期に当たるため、実際の挙式はそれほどでもないらしい。昨今は、まず一緒に住み、気に入った日に婚姻届を出し、その後挙式するカップルが多く、式を挙げない人たちもいると聞く◆さて、その結婚。したいけれどできない人が増え、結婚困難社会になった。その昔は、などと言っても始まらないので、なぜそうなったかを考える。家や職業の縛りが消え、個人の意思が最優先されること、女性が自立して生活できること、女性が結婚して生活の質が落ちるのを避けること等が、理由に挙げられる◆女性のほうが、相手次第で人生が大きく変わる。男性に経済力を求めるのは当然と言えば当然で、男性は厳しい環境下、振るいにかけられている。恋愛あっての結婚ではなく、結婚を前提の恋愛のようである。