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塩尻・北熊井諏訪社のお田植え祭り 100年前の写真残る

大正7年に撮影された諏訪社お田植え祭りの写真
 塩尻市片丘の北熊井諏訪社に続くお田植え祭りの1世紀前の記録写真を、地元の古谷孝雄さん(84)が保管している。写真機が普及する以前、大正7(1918)年に撮影された一枚だ。
 古谷さんによると撮影された田んぼは現在の諏訪社の斎田とは異なり、もとは熊井城裏鬼門の方角の大沢にまつられた山王権現日枝神社の斎田だった。明治4(1871)年の太政官布告に伴い無格社となり、諏訪社に合祀された社という。  写真は西の方角を向いて撮影され「斎田植附式」の立て札とともに氏子総代や神職が写る。一帯は撮影から101年がたつ今も区画や堤の場所が変わらず「面影が残り、往時と比較できる点も貴重」と話していた。  斎田を所有し、お田植えの伝統を継承する神社は中信地方で唯一という。秋に収穫する米は諏訪社の祭事に使用されている。