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三郷の増田正人さん 早起き野球休まず1252試合

 来年50周年を迎える安曇野市三郷早起き野球連盟(百瀬久幸会長)の小倉球友チームに所属する増田正人さん(81)=三郷小倉=は、連盟発足時から1試合も休まず出場を続けている。しかも無遅刻だ。連続50年の節目を前に6月1日、全国の早起き野球愛好者が上田市に集う「全日本生涯野球記念大会(通称・おとうさんの甲子園)」で表彰されることになった。

 昨シーズンまでに審判やリーグ戦以外も含め1252試合に出場した。全国や県の早起き野球連盟の活動を通して出会った仲間が大勢いて、年長者の増田さんを「まあ兄」と呼んで慕う人も多い。
 早起き野球で鍛えた体には自信があった増田さんだが、最近になって不整脈を患い、今シーズンはベンチで試合を見守る時間も増えてきた。これまで以上に体調管理に気を使い、50年の記録達成に向けて執念を燃やす。その姿を見た仲間たちの間で、一足早く贈り物をしようと表彰の話が持ち上がった。
 半世紀に及ぶ活動を支えてきたのは早起き野球への愛情だ。体調が万全のときばかりではなかった。30年ほど前に椎間板ヘルニアを患って入院した時は、病院にユニホームを届けてもらい、親戚に頼んで午前5時半の試合開始に間に合うようにグラウンドに駆け付けた。
 土砂降りの雨で当然試合はできないだろうと思う時でも、中止の連絡が来ない限りは出掛けて確認してきた。連続出場を途切れさせないために、4年前に亡くなった妻・峯子さんや仲間たちが協力してくれたといい「あきれながらも支えてくれた」と感謝する。
 三郷早起き連盟には多い時で17チームが加盟していたが、今シーズンはこれまでで最少の6チームに減った。親戚を勧誘したり他チームからの移籍を受け入れたりしてメンバー確保に努めているが、ここ数年はチーム編成が厳しい状況が続いている。増田さんは「愛する早起き野球を何とか盛り上げたい。50年の記録が若い人の励みになれば」と話している。