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山雅の健康教室が6年目に 福祉ひろば巡回で交流の礎に

山雅のタオルマフラーを使ったレクリエーションを楽しむ参加者(岡田地区福祉ひろば)

 サッカーJ1松本山雅FCと本拠地・松本市が連携し、市内全36カ所の福祉ひろばを巡回して展開している高齢者向けの「スマイル山雅健康教室」が6年目に入った。平成26年度の開始から昨年度までの5年間で計1620人が参加し、山雅のスタッフらを交えてストレッチやボールを使った軽運動を楽しみ、茶話会で交流しながら健康づくりにつなげている。山雅が呼び水になって市民が福祉ひろばへ足を運ぶきっかけにもなっており、本年度も寿台や本郷、波田などで12回の開催が計画されている。

 3年間で全36カ所を巡回する形で、本年度は2巡目の最終年になる。運動だけでなく、管理栄養士らの栄養講話や山雅の歴史を伝える講話、健康への思いをつなぐ「ペナントリレー」の企画も盛り込んでいる。介護予防や、地域スポーツ振興を図るJリーグの社会貢献活動の一環でもある。
 市福祉計画課によると、これまでの参加者は毎年300人前後で推移し、最多は初年度の372人で、昨年度は315人だった。参加者へのアンケートからは「楽しく運動できた」「初めて福祉ひろばに来た」「選手に会えて良かった」といった声が寄せられている。
 本年度の教室は30日に岡田地区福祉ひろばでスタートした。参加した地元住民ら24人は、山雅のアンバサダー(親善大使)・鐡戸裕史さん(36)やコミュニティ推進部の久保翔さん(32)らと一緒に、タオルマフラーを使ったレクリエーションを楽しんだ。NPO法人・CFM実行委員会のスポーツトレーナー・山田美由紀さん(39)も、膝や腰の痛みの予防や改善につながるストレッチを指導した。友人の誘いで山雅のユニホームを着て参加した藤本益代さん(61)=沢村2=は「当初は鐡戸さん目当てだったけれど、体が温かくなって気持ちのいい汗をかけた」とほほ笑んだ。
 鐡戸さんは「より楽しく、日々健康づくりにつなげてほしい」と呼びかけ、市の担当者は「教室を通じて健康・体力づくりに触れ、今後福祉ひろばに足を運ぶきっかけにしてもらえれば」と期待している。

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