教育・子育て

園児が楽しく環境学ぶ 松本市の参加型教育スタート

再生紙を使って食べ残しゼロを啓発するミニ絵本。訪問先で配布する
 松本市は29日、本年度の幼児向け参加型環境教育を始めた。ごみ分別の意義や食べ残しをなくす意識を子供たちを通じて家庭へ広めようと、平成24年から保育園や幼稚園、認定こども園で年長児向けに行っており、本年度も12月まで51園で実施する計画だ。本年度は塗り絵を楽しみながら食べ残しゼロを啓発するミニ絵本も取り入れ、家族一緒に環境について考えてもらうきっかけづくりとする。
 初日は波田の渕東保育園(上村元子園長)に市環境政策課の職員4人が出向き、年長児約10人に指導した。お菓子のプラスチック包装紙や紙類、ペットボトル、空き缶は、プラスチック製品やトイレットペーパー、衣類、新しい缶などに再生できることをアニメーションやクイズで紹介し、食事も残さずに食べればごみを減らせると教えた。リサイクルがテーマのダンスも手ほどきした。  ミニ絵本はA3サイズの紙を用い、切って折り込むことで8ページの絵本に仕立てることができる。市が6月に本格運用を始めるセイコーエプソン社製の古紙再生機「ペーパーラボ」で作った紙を使って製作する予定だ。  同課によると、昨年度までの7年間で9000人余りの園児に指導した。家庭向けアンケートでも「子供から逆に教えられた」「子供が見ているので捨て方に気をつけるようになった」などの回答があったという。担当する堀井南風主任は「子供に教えることで保護者にも伝わる。家族で環境への意識を高めてもらえれば」と期待した。

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