地域の話題

高ボッチ高原の環境保護へガイドライン エリアを二分してルールを明示

多くの観光客が訪れている高ボッチ高原。ガイドラインの策定でマナーの向上が図られる
 塩尻市などでつくる高ボッチ高原自然環境保全協議会はこのほど、高原の環境管理の方針とルールを示したガイドラインを策定した。高原台上の市道高ボッチ線を境に東側を自然環境保護エリア、西側を観光・農林業振興エリアに指定してそれぞれルールを定め、今後台上にある各駐車場に看板を設置して観光客らに周知を図る。
 高ボッチ高原の草地は火入れによる管理が行われなくなって約70年が経過し、低木類が侵入して減少が続いている。一部観光客らによる柵の乗り越えやごみのポイ捨てなどが後を絶たない中、草地景観と希少な草地性の動植物を保護するため、ガイドラインを策定した。  自然環境保護エリアでは、遊歩道や広場以外への立ち入りや、火気使用、ペットの連れ込みなどを原則禁止とする。観光・農林業振興エリアでは、地面での直接のたき火や花火などを禁止する火気使用の制限を行うほか、駐車場以外への自動車の乗り入れや、トイレが整備されている第1、第2駐車場以外での車中泊など長時間占有を禁止する。ごみの持ち帰りも徹底する。  現在は至る所で車中泊などが行われていることから、新たに第2駐車場内と同駐車場そばのファミリー広場に「テント・タープ等設置可能エリア」を設置し、適正利用を図る。  ただ、これまで高原の管理を担ってきた市自然保護ボランティアが、高齢化などを理由に本年度から台上に常駐しなくなり、現在は常駐の管理者不在の状態になっている。このため、新たに「公園保護管理員」の配置を検討するとしている。管理員の配置は来年度になる見通しだ。