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御嶽海 千秋楽に9勝目 関脇復帰へ 大相撲夏場所

 大相撲夏場所(両国国技館)千秋楽の26日、上松町出身で西小結の御嶽海(出羽海部屋)は、初顔合わせの西前頭8枚目・朝乃山(高砂部屋)を寄り切りで破った。令和初の国賓として来日中の米国トランプ大統領が観戦する目の前で、14日目に初優勝を決めていた朝乃山から、4場所ぶりとなる9勝目を力強くもぎ取った。

 三役連続在位14場所目だった場所を9勝6敗で締めくくった。すでに2場所ぶりの勝ち越しを決めていた御嶽海は、千秋楽で星を上乗せしたことで、7月の名古屋場所での4場所ぶりの関脇復帰を確実にした。
 1月場所で左膝を痛め、3月場所は場所前に関取衆と稽古を取ることができないまま臨んだ。今場所に向けては実戦的な稽古を重ねて調整することができたものの、体重は過去最高の175キロだった。御嶽海を子供の頃から指導する県相撲連盟選手強化副部長の中村協和さん(72)=木曽町福島=は「体重増の影響で体の動きに鋭さを欠いた」と指摘する。
 今場所は出足の調子が乱高下し、5日目から3連勝した一方で、中盤以降は白星を伸ばすことができなかった。中村さんは「立ち合いから押し切る相撲が少なく、相手に『低さ』で負ける場面も多かった」とし「御嶽海らしい突き押しの相撲を大切にしてほしい。立ち合いの強さは稽古で身に付けるしかない」とエールを送った。
 名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)も三役で迎える。15場所連続での三役在位は昭和以降、歴代単独2位の長さとなる(1位は若の里=現西岩親方=の19場所連続)。新番付は6月24日に発表される。