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廃棄物火災、煙で生活混乱 松本・島立の集積場

灰色の煙や火が立ち上り続ける現場(24日午前4時4分)

 24日午前3時半ころ、松本市島立のリサイクル会社・しんえこ(春山孝造社長)の廃棄物処理場で、「ごみが燃えている」と通行人から119番通報があった。敷地内の集積場にあった破砕前のビニールや金属などが燃え、約15時間後の午後6時18分に鎮火した。けが人はいなかったが、大量の煙が一時、近隣市村にまで広がり、松本市や安曇野市などは防災行政無線を通じて外出を控えたりマスクを着用したりするよう呼び掛けた。松本署が出火原因を調べている。

 松本広域消防局などによると、回収した破砕前の廃棄物が積み上げてある母材置き場から出火したとみられ、当時人はいなかった。母材置き場は横20メートル、奥行き10メートルで、高さ4メートルの壁で「ビニール」「金属」「処分前のごみ」「その他のごみ」の4区画に分けられている。量は全体で50~100トンとみられ、「その他のごみ」の区画で火の勢いが激しかった。
 現場にははしご車を含む消防車両12台が出動し、約100人体制で消火活動が行われた。はしご車で上から水を掛けつつ、重機を使ってごみをかき出しながら地上でも水を掛け、午後4時までに約19万リットルを放水した。現場付近は煙や異臭が濃く、マスクを着用しながらの消火活動となり、渚消防署と市消防団は夜通しで現場の警戒を続けた。松本署と松本広域消防局は25日、実況見分を行い、出火原因の究明を急ぐ。
 現場のしんえこ敷地内では平成24年と29年にも火災があった。

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